子供の転校が心配でたまらない。
1クラスの学校と4クラスの学校、どっちがいいの?
そんな疑問を解決していきます。
- 学校選びの基準
- 小規模校のメリットデメリット
- 大規模校のメリットデメリット
- 転校の心得
本記事の執筆者
- 元塾講師で現在39歳の小中学生の子供を持つ母親
- 自身の子ども・小学生偏差値37→61 中学生60→70まで引き上げ(現在もまだまだ上を目指し親子で奮闘中)
- 英検を独学で小5息子が3級に合格。中2娘が英検2級に合格。(一発合格)
- 筆者自身も中学受験・高校受験を両方経験し、難関志望校に合格
- 子どものためにと、これまで様々な教育書籍を読みあさり、教育イベントにも多数参加。
- これまでの経験と、ありとあらゆる知りえた情報の中から、本当に良いと思う有益な情報のみをお伝えしています。
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今回は、これから転校を迎える方や引越し先の学校を悩んでいる方に役立つ、小規模校と大規模校のメリット・デメリットを、1クラスと4クラス両方経験してきた体験をもとに、正直にお伝えします。
では、早速見ていきましょう。
学校選びは重要
転勤や引越し・住宅購入などのライフイベントで、子育て世帯には、「学校選び」はとても重要です。
出産したばかりで、小学校なんてまだまだ先、と思っていっても、その時はすぐやってきます。
あとになって後悔しないためにも、まずはこれから住もうとしている地域の学校情報(学校までの距離・学校の規模・周辺に同世代の子供はいるのか)は最低限知っておきたいところです。
学校選択の基準
昨今、町によっては、少子化が進み、1学年1クラスという学校が増えてきています。かと思えば、一本道路を隔てた隣の町の学校は1学年4・5・6クラスだったり。
地域によって差が出ていることでしょう。
隣町とぎりぎりの境目に家がある場合には、自治体によっては、学校を選べる場合もあると思います。
積極的に公立でも学校選択制度を導入している自治体もあります。
学校を選ぶ際の基準は家庭によって様々。
例えば
- 校風
- 学校までの距離
- 通学路は安全か
- PTAの活動の忙しさ
- 学校の規模(生徒数クラス数)
今回はその中でも、子供にとってとても影響を与える、「環境」=「学校の規模」
について、我が家の経験を基にお伝えしていきます。
小規模校 メリットデメリット
我が家は、兵庫県の1学年1クラスの小規模校に通っていました。
姉が小学5年・弟が小学3年の11月に、埼玉県の大規模校に転校しました。
メリットとデメリットは裏表ではありますが、五年間で実感したことを正直にお伝えします。
メリット
- 全校生徒の顔と名前が分かる
- クラス替えがないので、クラスメイトの結束が固い
- 先生と生徒・保護者との距離が近い
- 生徒一人ひとりに目が届く
- アットホームで家族的な雰囲気
- 全校生徒の保護者の顔がほぼ分かる
- 賞を取りやすい
デメリット
- クラス替えがないので、何かトラブルがあった場合に逃げ場がない
- 「あの子はこういう子」「この子はこういう子」というイメージから脱出しにくい(=キャラ変しにくい)
- アットホームで、みんな仲良し!!・・・ばかりではない。
- 結束の強さが悪い方向に働く場合もある。
- 繋がりが濃いので、噂が広まりやすい。
- 狭い枠の中でしか競い合えない(絵画・書道・ピアノ伴奏・球技・陸上・水泳など)
- 教師の数が少ないため、行事の準備等はPTAのお手伝い負担が大きい
大規模校のメリットデメリット
メリット
- 友達の幅が広がる(クラス外の友達も増える)
- クラブの数が多く選択の幅が広がる
- 行事の活動・委員会活動にやりがいを感じる
- 賞を競い合うライバルが多いため、励みになる
- クラス替えがあるので、人間関係や自身のキャラのリセットが出来る
- 人数が多い分PTAの役割が少ない
デメリット
- 先生の目が小規模に比べて届きにくい
- 仲良くなってもクラス替えが行われるため、友達と深くなりにくい
- 人数が多い分、行事の時間が長い
- 賞を取ることが難しい
小規模校と大規模校、どっちがいいの?
ここまで、メリットデメリットをそれぞれお伝えしましたが、
結局どちらがいいのかというのは、正直、子供も親も、個人個人の性格によるのかと思います。
小規模校が向いているタイプ
- 誰とても仲良くなれる
- 友達関係は、狭くてもいいから深く繋がりたい
- 人付き合いが苦ではない
- 何か問題が起きてもしっかり向き合える強さがある
- アクティブ フットワークが軽い
- のびのびとした子育てがしたい
大規模校が向いているタイプ
- あっさりとした付き合いが好き
- 友達がたくさんほしい
- いろんなタイプと触れさせたい
- 逃げ場は確保しておきたい
小規模校から大規模校への転校
私自身で言うと、人付き合いがあまり上手ではない為、正直、大規模校の方が向いていると感じています。
小規模校から大規模校に転校して、私自身のストレスが軽減したのは間違いないです。
小規模校の、濃すぎる繋がりに疲れ切ってしまっていたので、それに比べて今は、本当にノンストレスです。
長女は小学5年の11月に、転校したわけですが、正直、娘も、私と同じように感じていて、「前の学校より断然楽しい」と言います。
娘も5年半、同じメンバーでずっと過ごしてきて、女子のいざこざを様々経験してきていたので、そこから抜け出せて、今は本当に気楽で楽しそうです。もちろん、転校時は特有の、「不安」もありましたが、それよりも、「期待」の方が多い様でした。
ちょうと思春期に差し掛かった時期、というのもありますが、ネガティブだった性格が、ポジティブに変化していきました。
息子は小学3年という時期の転校でした。小学校にもすっかり慣れ、男の子ということもあり、毎日無邪気に日が暮れるまで友達と遊ぶ生活をしていたので、転校したばかりの頃は、ずっと、「前の学校に戻りたい」と言っていました。
転校してすぐ、問題なく友達もできたのですが、前の学校に対する思いが強く残っているようで、私も悩みました。
人数も以前と圧倒的に違いますし、息子自身も、がつがつしている性格ではなかったため、溶け込むまで時間がかかったようでした。
しかし、今となっては「学校がめっちゃ楽しくてしょうがない」と言うくらいになっています。クラス替えもあって、友達の人数もどんどん増えていって、親の私から見ても、楽しそうです。
大規模校から小規模校への転校
我が家の場合が上記の通りでしたが、逆のパターンもあると思います。
小規模校経験の立場から言わせてもらうと、
小規模校は、大概が「転校生ウェルカム」です!
クラス替えのない分、転校生が来てくれることが、何よりも新鮮で嬉しいのです。
結束の固い輪の中に入っていけるかどうか、不安になると思いますが、飛び込んで見れば、アットホームで、気づいた頃には、周りは、転校生だなんて事を忘れてしまうくらいに、すっかり溶け込んでいるはずです。
1つ、アドバイスとして、
保護者の方は、出来るだけ最初は、学校行事や子供会行事に顔を出して、クラスメイトの他の親御さんと面識を持っておくことをおすすめします。
何故なら、顔がわからないと、良くも悪くも、あの転校生の親ってどんな人?なんて、世間話でされても嫌だと思いますので。小規模校に入るときは、最初が肝心です。
最初は疲れるかもしれませんが、そこを乗り切れば、親も子も楽しくなること間違いなしです!
転校の心得7か条
転校は親子共に「試練」です。
不安や心配、期待と希望、子供も親も、様々な感情が入り乱れる中、生活していくことと思います。
親が思っている以上に子供はクラスに馴染もうと色んなことを考えて頑張っているし、親が思っている以上に不安を抱いているし、前の学校と比べたりして、寂しい思いを抱くと思っておいた方がいいです。
思い返しても、あの時期はよく頑張ったなあと、子供達の頑張りに泣けてきます。
転校を経験した母親として、転校という試練を乗り切るための心得7か条をお伝えします。
転校の心得7か条
- 学校に行くだけで上等だと思う。それ以上求めない
- 友達作りを焦らせない
- いい意味で「転校生だからしょうがない」と割り切る
- 口出し過ぎない・聞きすぎない
- 子供を信じる
- 味方であることはしっかり伝える
- 親も環境に馴染むために頑張っていることを子供に言葉や姿で見せる
以上のことを実践しようとしても、実際は、簡単そうに見えて、とても忍耐が必要です。「大丈夫かな」「馴染めているかな」と、心の中では心配でたまらないと思います。「こうしてみたら?」など、ついつい口出ししたくなりますが、ぐっとこらえて、耐えて、耐えて、耐えてください。
親はサポート役に徹することが何より重要。
環境を作っていくのは子供自信です。
子供の友達力アップをサポートする、参考になる書籍をご紹介します。
我が家の子供たちも読んでいました。
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とにかく家ではリラックスできる状態を作ることが第一です。
リラックスしている中で、話したいことがあった場合には自然と子供の方から話してくるはずです。
子供は小さい体で、いろんなことを考えて行動して頑張っています。
その経験というのは、必ずこれからの人生に役立つはずです。
なかなかできない経験をしているんだ、とポジティヴに考えて、その子供の頑張りを陰ながら応援してあげることが親の務めだと思います。
呪文のように、「忍耐」「我慢」と唱え、全力で笑顔で元気に家で子供の帰宅を迎えましょう!!
まとめ
ここまで経験を基に、お伝えしてきましたが、学校選びは、「子供の大切な時期の環境を決める」大事な選択だと思います。
子供の成長過程で、学校生活というのは欠かせません。
決められた環境の中で、子供たちは切磋琢磨しながら様々な経験を積んで成長していきます。
子供にとってより良い選択になるよう、このサイトがお役に立てたら幸いです。
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