ケアレスミスが多すぎて、いつも点数が思うようにとれない・・・
ケアレスミスってどうしたらなくなるの?
そんな悩みを解決していきます。
- ケアレスミスのパターン
- ケアレスミスの原因
- ケアレスミスをなくす方法
本記事の執筆者

- 元塾講師で現在39歳の小中学生の子供を持つ母親
- 自身の子ども・小学生偏差値37→61 中学生60→70まで引き上げ(現在もまだまだ上を目指し親子で奮闘中)
- 英検を独学で小5息子が3級に合格。中2娘が英検2級に合格。(一発合格)
- 筆者自身も中学受験・高校受験を両方経験し、難関志望校に合格
- 子どものためにと、これまで様々な教育書籍を読みあさり、教育イベントにも多数参加。
- これまでの経験と、ありとあらゆる知りえた情報の中から、本当に良いと思う有益な情報のみをお伝えしています。
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今回は、ケアレスミスでいつも悔しい思いをしている人に役立つ、ケアレスミスをなくすための対策法を詳しくお伝えします。
この記事を読むことで、次回からのテストでミスが減ること間違いなしです。
ぜひ最後までご覧ください。
では、早速見ていきましょう。
ケアレスミスはミスではないと自覚しよう【中学生】
ケアレスミスは誰にでも起こります。
大事なのは、ミスをした後。
「ケアレスミス」に対する自身の受け止め方です。
「たかがケアレスミス・うっかりミス」「次気を付ければいい」と、ケアレスミスを軽く考えるのは非常に危険です。
また、1回のテストでケアレスミスが2つも3つもある人も、要注意です。
実は、「ケアレスミス」を治していくことは、簡単なことではないのです。
改善には、長い期間が必要なのです。
「何故、このようなミスをしてしまったのか」
「次同じようなミスを起こさないために、必要なことは何か」
その都度、しっかり向き合って、次回に向けて対策する必要があります。
それを怠ると、必ずと言っていいほど、次回また同じミスを繰り返します。
入試本番でミスをした1問2問の失点が、合否の分かれ目になる事だって充分にあるのです。
入試では、確実に点を取りにいかなくてはいなりません。
うっかりミスでの失点を防ぐためにも、しっかり「ケアレスミス」と向き合うことが重要です。
ポイント
大切なのは、「分析と対策」!
ケアレスミスはすぐには治らない
都度「ケアレスミス」にしっかり向きあい、原因を分析し、次回同じミスをしないために何が必要か考え、実践し対策していくことが重要!
ケアレスミスには原因がある【中学生】
ケアレスミスにも、様々なパターンがあります。
考えられるケアレスミスを上げてみます。
【数学】
- 計算ミス
- 単位ミス
- 解答用紙への書き写しミス
- 問題文の見落としによる回答ミス
【英語】
- ピリオド抜け
- 大文字・小文字ミス
- スペルミス・三単現のS・複数形のSの付け忘れ
- 解答欄の記入ずれ
- 書き写しミス
【国語】
- 書き抜きミス
- 問題文の見落としによる回答ミス
- 漢字ミス
- 解答欄の記入ずれ
これらを原因ごとに分類すると以下の通り
- 訓練不足による「計算ミス」「スペルミス」「漢字ミス」
- 注意不足による「書き抜きミス」「ピリオド抜け」「回答欄のずれ」
- 経験不足による「問題文の見落としミス」
また、上記に加えて、総合的な原因として、体調不良(精神面も含めて)もあります。
では、このような原因から来る「ケアレスミス」をどのようになくしていけばいいのでしょうか。
ケアレスミスをなくす方法・対策【中学生】
何度も言いますが、「ケアレスミス」を治していくのは、簡単なことではありません。
自身の意識改革と、対策が必要不可欠です。
具体的に、上記で解説した原因を基に、対策を見ていきましょう。
訓練・トレーニングの徹底・見直し・くせに気付こう
「計算ミス」や「スペルミス」「漢字ミス」は、「ケアレス」で済ませるべきではありません。
普段なら間違えない、簡単な計算・簡単な単語・簡単な漢字をミスしてしまった場合、必要なことは、自身の「弱点・癖」に気付き、それに特化した徹底したトレーニングです。
例えば
計算ミスが多いのならば、
時間を図りながら緊張感を持って「短時間で正確に」解ける訓練をする。
その際、途中式もきれいな字でハッキリと書き、最後に検算を必ずする事です。
この流れを普段からしっかり癖づけることです。
スペルミス、漢字ミスも同様です。緊張感を持って「正確に書く」トレーニングをしてください。都度見直しも必須です。
ここで大事なのは、ただの丸付けだけで終わらないこと。
どこの掛け算を間違えたのか、どこの繰り上がりを間違えたのか、しっかり自身の「弱点」に気付いてください。
自身が間違えやすい「弱点」を理解・知っておくことで、ミスは確実に減っていくでしょう。
ポイント
- 「計算ミス」「スペルミス」「漢字ミス」はケアレスではなく、練習・トレーニング不足
- 計算は、途中式もハッキリと綺麗に書き、最後に「検算」(確かめ)の癖をつける
- 時間を図り緊張感を持った状態で練習を重ね、正解率を上げていく。
- ミスをしやすいポイント「弱点」を知ることが大切
ちなみに、計算や漢字・英単語トレーニングの教材をお探しであれば、「スタディサプリ」がコスパが良くてお勧めです。
月2178円で、授業だけでなく、演習問題プリントが解き放題なので、困った時のスタサプとして使っている人が多いです。
気になる方は、以下のスタサプの詳細記事も合わせてご覧ください。
-
【スタサプ小学生中学生】評判・口コミ・デメリットは?安すぎて不安を解決
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見直しの徹底・指差し確認・問題文にマーキング
「書き抜きミス」「単位ミス」「ピリオド抜け」などの単純ミスで、点数を落とすことほど悲しいものはありません。
まさに「うっかりミス」と言えますが、入試本番では「うっかり」で済まされません。
そこで重要なのが、最後の最後の「見直し」です。
「見直しはしたんだけど・・・」 というのは、よく出てくる話ですが、
厳しく言うと、その「見直し」が完璧ではなかった、と言わざるを得ません。
「こんなことで」「こんなところで」間違える訳がない、と思うところにミスが潜んでいることも多いのです。
見直しは、「必ずどこかが間違っているはず」という厳しい目で行いましょう。
また、見直しが出来る時間は限られていますので、ミスが多いポイントから優先して見直しを行いましょう。
例えば、
数学の単位が抜けていたり、問題で求められている単位と答えの単位は合っているか
国語の書き抜き問題で、ひらがなで書くべきところが漢字いなっていないか、句読点は合っているか
英語の三単現のSや複数形のS、ピリオドやクエッションマークの抜けがないか
自身が常日頃からしやすいミス、また、これまでテストでしてきたミスを優先して見直しましょう。
その時に有効なのが、鉛筆を持っていないもう片方の手で、指差し確認をすることです。
指差し確認をするだけで圧倒的にミスは防げますので、騙されたと思って是非試し見てみて下さい。
また、一番怖いのは、解答欄の記入ずれ。
これに関しては、見直し以前に、最初に記入する段階で慎重に書くべきですが、分からない問題を飛ばした時や、解く順番を変えた時、解答用紙に空白が出来、ズレが生じやすくなるので、空白がある時には解答欄も照らし合わせながら注意して見直しましょう。
ポイント
- 自分を過信しない。見直しは「どこかが間違っているはずだ」という厳しい目で行う
- 左手(空いている片方の手)で指差し確認をする
- ミスが多いポイントから優先的に見直しをする
- 解答欄のズレは特に慎重に。解答欄に空白がある場合は注意!
問題文の2度読み・重要箇所のマーキング
よくある「ケアレスミス」の中で、最も気を付けたいのは、「問題文の見落とし」です。
この「問題文の見落とし」は、出題者側が、わざと意図的に促している場合もあります。
「問題文の見落とし」をしてしまう原因は、
①「どうせこういう問題だろう」という先入観から、最後まで読んでいない
②読んでいたとしても、「どうせこうだ」という先入観が勝ってしまい、正しい解答が出来ない
事が多いです。
「分かっているのに、答えるべき内容を間違えて失点した」ということにならない為にも、「問題文を正確に読む」ことは非常に重要なのです。
そこで、問題文を正確に読むために、問題文は2度読みする癖を普段からつけておきましょう。
また、その際に、答えるべき内容につながる重要箇所を線を引くなり、丸で囲むなり、マーキングするようにしましょう。
例えば、「正しいものを1つ選ぶ」なのか「正しくないものを1つ」なのか「正しいものを全て」なのか。
上記のように、マーキングすることで、答えるべき内容が視覚でもはっきりして、問題の見落としミスは格段に減るはずです。
ポイント
- 先入観で解答するのは厳禁
- 問題は2度読む癖をつけ、解答に繋がる重要箇所はマーキングすることで、問題の見落としをなくす
体調管理への配慮
体調不良もミスを引き起こす原因の一つとなりうります。
受験において、体調管理は非常に重要です。
試験に向けてこれまで一生懸命努力してきても、体調が優れないと、注意散漫になり、集中力もなくなり、ケアレスミスに繋がります。
受験本番をベストコンディションで迎えるためにも、普段から、睡眠時間や食事に気を配り、適度に息抜きも取り入れながら、精神面での安定も大切にしましょう。
受験当日に特別なことをするのではなく、普段の朝起きてから学校へ行くまでの時間をルーティン化することで、当日も変わらず力を発揮できることでしょう。
まとめ:ケアレスミスは正しい分析と対策で防げる
以上、ここまで、「ケアレスミス」についての対策についてお伝えしてきましたが、「ケアレスミス」は、原因を分析し、対策を打っていくことで、誰にでも防げるものです。
人間ですので、「ミス」はどうしても起こりますが、そのミスを限りなくゼロに近づけるための対策をしているか、していないか、は受験の明暗を分けるほど重要です。
「確実に点を取りに行く」という思いで、「ケアレスミス対策」にも取り組んでいきましょう。