英検を独学で、ましてや小学生で合格するのはやっぱり難しい?
塾にわざわざ通ってまで取得するのも・・・独学でも合格出来るいい勉強法を知りたい
そんな悩みを解決していきます。
- 小学生が独学で英検に合格することは本当に可能!?
- 小学生で5級・4級・3級に一発合格した娘と息子の成績表の公開
- 小学生におすすめの英検教材
- どうやって勉強をしたのか。独学で合格するための勉強法
記事の信頼性
- 元塾講師で現在39歳の小中学生の子供を持つ母親
- 自身の子どもを偏差値37→61まで引き上げ(現在もまだまだ上を目指し親子で奮闘中)
- 筆者自身も中学受験・高校受験を両方経験し、難関志望校に合格
- 子どものためにと、これまで様々な教育書籍を読みあさり、教育イベントにも多数参加。
- これまでの経験と、ありとあらゆる知りえた情報の中から、本当に良いと思う有益な情報のみをお伝えしています。
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では、早速見ていきましょう。
小学生が独学で英検に合格できるのか?
結論から言うと、小学生で英検合格は充分可能です。
一番大きな根拠として、うちの平凡な娘・息子でも自宅学習で一発で合格したからです。
具体的には、
長女は、小5で5級・4級、小6で3級(2020年度2021年度受験)、中1で準2級受験(2022年度受験)
長男は、小4で5級・4級(2021年度受験)小5で3級(2022年度受験)
では、実際に合格した子供達の成績表を公開します。


では、どのように勉強を進めていったのか、ご紹介していきます。
小学生におすすめの英検教材
まずは、一番重要な教材選びです。
英検合格のために最低限必要な教材は、以下の3つ。
- 単語本
- 教科書
- 過去問
小学生にとって、教材選びはとても重要で、この選択を間違えてしまうと、今後の英検へのモチベーションが崩れてしまう事になりかねません。
では、具体的に、何を基準に選べばいいのでしょうか?
それぞれ見ていきましょう。
見やすい単語本
小学生の教材選びで一番重視した方がいいのは、中身の「見た目・ビジュアル」です。
本屋に行くと、似たような英検教材がずらーっと並んでいますが、中には、詳しく細かく書いてあるんだけれども、文字がびっしり詰まっているものも存在します。
小学生、ましてや英語学習初心者で独学ならば、内容の濃さ、よりも、まずは「見やすさ」を重視しましょう。
有名な、出る順シリーズももちろんいいのですが、
特に、小学生に私が強くおすすめするのが、「絵で覚える単語シリーズ」です。
我が家の子供達もコチラを使って単語を覚えました。
付属のCDから、リズミカルに単語が流れるので、非常に楽しく、復唱するだけでどんどん語彙力が高められます。
今のところ、4級までしかないのが、非常に残念なところです。
3級以降だと、やはりおすすめは出る順かな、と思います。
分かりやすい教科書
英検を受験するにあたって、文法の理解は必須です。
ましてや、国語自体がまだ不確実な段階の小学生がこの「文法」を理解するのは非常に難しいことです。
だからこそ、そんな小学生にでも分かるような教科書を選ぶことが非常に重要なのです。
我が家が使った、おすすめの教材は旺文社のこちらの教科書です。
娘が小6で一人で英検3級を勉強していた時も、「これ、すごく分かりやすいよ」と、娘自身も言っていました。
親切な過去問
ぜひ、過去問は、解答書に注目して選んでください。
英検受験において、過去問は必須です。
過去問ですので、中身の問題はどこも同じです。
丁寧に、為になる解説がしっかり書かれているかが、ポイントです。
我が家のおすすめの過去問はこちら。
解説だけでなく、巻頭に、試験によく出る表現や単語・熟語など、「これさえ覚えれば完璧」というものが穴埋め式で見やすくまとまっているので、試験前には非常に役立ちます。
教材については、以下の記事に詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。
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小中学生のための英検独学教科書のおすすめ(5級・4級・3級・準2級・2級)
続きを見る
英検の独学勉強法
小学生が英検を独学で受けようとするとき、一番大切なのは、受験する本人の「モチベーション」と、「親の導き力」です。
親の努力なくして、塾ナシの独学での合格は厳しいでしょう。
親が子供に効果的な学習を導いていかないと、子供のモチベーションは下がる一方です。
勉強法は人それぞれ、お子さんに合ったやり方があると思いますが、私が実体験からおすすめする、確実にステップアップしていける勉強法をご紹介します。
効果的な独学勉強法の5ステップ
ステップ1 教本・教科書を使って文法学習
ステップ2 単語本CDかけ流しで語彙力を増やす
ステップ3 過去問を解く
ステップ4 過去問で分からなかった単熟語を書き出す
ステップ5 過去問で出た文法や表現の理解不足なところをおさらい
ステップ1 教本を使った文法の理解
英検対策として、まず取り組むべきことは、「文法」の理解です。
教本は、上記でも紹介した、小学生でも分かりやすいもの使いましょう。
単元ごとに練習問題が付いているので、しっかりそこで理解を定着させていきます。
一度やっただけでは、どうしても忘れてしまうので、繰り返し繰り返し解いていくようにしましょう。
しかし、どうしても、教科書だけでは理解が出来なかったり、不安が残ったりすることもあると思います。
一番手っ取り早いのは、授業動画です。
YouTubeにも様々動画自体はたくさん上がっていると思いますが、やはりおすすめは、「スタサプ
」。
スタサプは、月2178円で、英検だけではなく、中3までの授業動画が見放題で、練習問題プリントも解き放題。
その中に「英検対策講座」があります。もちろん追加費用ナシ。
英検に対応した英語の文法単元を効率よく学べるので、非常にコスパが良く、+αとして非常におすすめです。
実際、うちも英検前は、スタサプは利用していて、学年が低ければ低いほど、インプットするには良い教材だと感じています。
最初の2週間は無料で、特に最低利用期間などの縛りはないので、使いたいときにいつでも始められて、いつでも辞められる、という手軽さが気に入っています。
気になる方は、試しに使ってみるといいと思います。
(公式ページはコチラ→スタサプ
)
スタサプを使った英検対策については以下の記事で詳しく書いているので、合わせて読んでみて下さい。
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小中学生必見!スタサプで英検の対策【3級 準2級 2級】は出来る?追加費用は?
続きを見る
ステップ2 CDかけ流しで語彙力をつける
ある程度文法が理解できたら、次は、語彙力アップに注力しましょう。
上記で紹介した単語本もそうですが、どの単語本もたいてい音源が付いているはずです。
しっかり音声を聞いて、口に出しながら覚えていくことをしてください。
口に出すだけではなく、更にスペルを書いて覚える、というのも良いのですが、これには非常に時間を要してしまいます。
1年以上前から対策をする人にとっては書くことも有効ですが、試験まで3カ月を切っている場合は、書くことよりも、声に出すことに重点を置きましょう。
ステップ3 過去問を解く
文法を理解し、ある程度語彙力が付いてきたら、いよいよ過去問です。
過去問は英検受験するにあたって、最重要教材です。
試験日の1カ月前には遅くても過去問に手を付け、試験当日まで最低3回は過去問1冊全てを繰り返しょう。
たまに、過去問は直前までやらずに取っておく。確認のために使う。という人がいますが、それは間違いです。
過去問を解くことで、自分に足りないものが見えてくるはずです。
また、過去問を3回分・6回分過去のものを解くことで、よく出てくる表現や熟語、単語が、素人でも分かってくるのです。
「試験を知る・慣れる」ことが、合格のカギです。
ステップ4 分からない単熟語を書き出す
過去問を解いたら、そこで出てきた分からない単熟語をまずは書き出してノートにまとめます。
別の回の過去問を解いたら、その度に単熟語を追加します。
実際にうちの息子が4級受験の時に作ったのノートがこちら。


試験まで、これ一冊(と言っても、数ページ)覚えれば、完璧、というノートを作りました。
ステップ5 よく出る会話表現や間違えやすい文法の復習
そして、よく出る会話表現や、間違えやすい文法についても、再度復習し、苦手な単元は、教本や、上記で紹介した、スタサプの動画やプリントを使って練習します。
この会話表現についても、教本をコピーして貼ったり、分かりやすくまとめたりして、先ほどのノートに貼り付けてもいいでしょう。
ここまで出来て、1回分の過去問が終了です。
ステップ3~5の繰り返し
過去問を解き、足りない語彙力を増やし、表現や文法の確認・復習をする。
このように、ステップ3~5を繰り返していくことで、過去問を3回目解く頃には、合格する力が付いてきていることが、肌身で子供自身も感じられるようになっているはずです。
まとめ
以上、ここまで、小学生の英検の独学について解説していきました。
小学生が独学で英検に合格するためには、親のサポートが不可欠です。
教材1つにしても、親の選択が合否の分かれ目になります。
お子さんのモチベーションが保てるよう、親子のコミュニケーションを大切にしながら、目標に向かって取り組んでいって欲しいと思います。
この記事が、これから英検を受験しようとしている保護者様の参考になれば幸いです。
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